光太郎の出生から退院まで(2008年6月)

真生&光太郎のページ



6/21 誕生!!そして、入院

光太郎は、2008/6/21(土)、妊娠40週3日で生まれました。

真生が妊娠26週5日の早産だったので、ママは 子宮口を縛る手術(「子宮頸管縫縮術(シロッカー)」)をし、 出血(切迫早産)や逆子がなおらない等、トラブル続きでしたが、 予定日までもたせることができて本当によかったです。

実は、光太郎の出産も、前日に緊急入院、そして、緊急帝王切開という 慌しいものでした。
そもそもこうなったのは、数日前、ママが風邪をこじらせて 中耳炎なってしまったことが大きかったかもしれません・・・。 検診で、母体の状態が悪くなってきたと言われ、しかも、お腹の子に不整脈有!! ただ、子供はとても元気で、エコーで見る限り問題はないので、 生まれてしまえば無くなってしまうでしょう(よくある事)と言われました。 いずれも緊急性はなかったので、 週明け(金曜日の入院でした)、陣痛促進剤を使って 出産することになりました。 入院翌朝、ママのお腹が張りし(陣痛)、子供の不整脈が目立ってきたため、 緊急帝王切開となりました。

午前10時39分、オギャアという元気な泣き声とともに、光太郎誕生!!

処置が終わり、いよいよご対面。 光太郎は眠っていたけれど、自力呼吸もしているし、力強い!という印象。 体重3074g、身長47.3cm。 てっきり小さく生まれてくると思っていたので、3000gを超えていたことにビックリでした。

新生児科の医師の説明では、 生後、不整脈はなくなったけれど、一過性の過呼吸があったとのこと。 過呼吸もよくある症状で、入院する程ではないものの、不整脈とあわせ持って いたので、念のためNICUで様子をみることになりました。 そして、ママの炎症反応(CRP値)が高かったそうで(たぶん中耳炎と風邪のせい)、 母子感染がないかも検査することになりました。
真生の時ほどではなさそうだけど、今回もNICU入院になるとは・・・。

術後、ママは動けず、パパにビデオを撮ってきてもらいました。 光太郎は保育器の中。 肉付きもよく、がっちりしているので、保育器が窮屈そう。 手足もよく動いている。 上手に両手を使って、鼻の注入チューブを引き抜いたりもしていました。 生まれたばかりで、こんなことができちゃうの〜?! とにかく元気そうで、安心しました。









6/22 生後1日

ママは歩けるようになったので、パパとNICUへ。 NICUの独特な雰囲気、懐かしい。
光太郎に触れると、見た目以上にがっちりで、お肉もつまめるくらい。 保育器の設定やモニタは安定して、いい感じ。 オムツも一般に売られている新生児用。 真生の時は、こんなもんじゃなかった〜、スタートラインが全然違うっ!
すっかり安心モードとなり、今度は他の病院のNICUに興味津々。 スタッフの方とも話が弾み、「さすが詳しいですね」とか 「聖マリのNICUはどうでしたか〜」なんて言われてしまいました。
ちなみに、その時のNICUでは、光太郎は一番若く、一番大きな赤ちゃんでした。 真生は、一番小さかったのにね。










6/23 すごい食欲

体重は2968g。
この日から、保育器内の酸素設定がOFF(外気と同じ)。
ミルクは20ml×8回。 哺乳瓶からすごい勢いで飲んでいました。 そして、まだまだ足りないと怒るので、おしゃぶりでごまかしていました。 う〜ん、NICUにいるのが申し訳ないくらいの食欲。
そんな光太郎の様子を見ていたら、ママの母乳も出始めました。 ただ、当時の真生には、何十回分の量が今回はたったの一回分。 がんばって搾乳しないと。













6/24 初めての抱っこと直接母乳

体重2870g。
点滴がとれました。
保育器の設定温度もほぼ外気と同じになったので、体温保持のため、 単肌着を着て、タオルにまかれてました。 おとなしくネンネしてるなあと思ったら、ミルクが35ml×8回に増え、 ママが搾乳した母乳もも飲み始めたとのこと。 「暴れん坊が今日はお利口だなあ〜」と主治医の先生にも笑われました。
抱っこと直接母乳(授乳)の許可がでました。 初抱っこの印象は、思ったより軽〜い! 真生の時は、体重871gしかないのにとても重く感じたものでした。 今回は、普段から真生を抱っこして、鍛えられているせいですかね。
直接母乳にもチャレンジ。 光太郎は嫌がって大暴れ。 哺乳瓶では、あんなに上手に飲むのに、ショック・・・。










6/25 保育器卒業

体重は3005g。
ママの搾乳量が増えてきたぞ〜と喜んでいたら、産婦人科の看護師さんから 「赤ちゃんのミルク、45ml×8回に増えてましたあ」との情報。 ひぇ〜、10mlも増えてる〜、ママはついていくのがやっと・・・。 この日の直接母乳は、色々な抱き方を試し、少し飲むことができました。
そして、この日の最大のニュース、保育器卒業!!コットに出ました!! まだ沢山着込んで、タオルに包まれていたけれど、体温も保ててえらいえらい。 これで、抱っこもし放題〜♪










6/26 NICU卒業

深夜、搾乳をしていたら、看護師さんから「赤ちゃん、NICUを卒業して、 GCUにうつりましたよ」と眠気が一気にふっとぶような嬉しいニュース!
体重は3055g。
直接母乳は、哺乳瓶の乳首を補助に使ってみました。 哺乳瓶には慣れているせいか、抵抗はない様子。 光太郎は食欲旺盛なので、すんなりいくかと思っていた直接母乳、少々苦戦・・・。





夜、自宅に電話。 電話越しに真生に話かけると、突然泣き出しちゃいました。 真生は、ママの入院中、一見平気そうでしたが、実は色々我慢していたんですね・・・。



6/27 母子同室、真生と弟の初対面

朝一、主治医の先生からお話。
 ・生前に見られた不整脈も、生後に見られた過呼吸も、一時的であった(その後は全く無し)
 ・母子感染はなかった
 ・検査も全て正常。
最後に、「"40週、3kgで生まれた正常な男の子"としてみていいですよ〜」と言われ、 すぅ〜っと肩の荷がおりた思いでした。本当によかった・・・!
そして、この日、GCUを卒業して母子同室に。 退院もママ一緒の日と決まりました。
ママは病室のお引越し。 新しい病室は、4床を収納棚でしきった少し広い病室。 「準個室」と言っても、声は筒抜けです。 お昼から、光太郎もやってきました。 よく飲み、よく寝、うんちとおしっこもたくさん。 ようやく、直接母乳も(母子共に)上手になってきました。




夕方、真生と光太郎が初対面!! 真生は、赤ちゃんを抱っこしているママを見るやいなや激怒 しばらくママが真生を抱っこして、気持ちを落ち着かせたけれど、 真生は、状況が飲み込めないのか、嫉妬なのか、普段見せないような表情で、 かなり戸惑っていました。



母と子で過ごす初めての夜、光太郎は12時過ぎまでお腹が空いた〜と起きていたけれど、 それ以降は、他の子が泣いていても動じずに、よく寝てくれました。



6/28 4人家族

午前中、光太郎は沐浴。 といっても、ママではなく、看護師さんが入れてくれます。 沐浴指導はあるけれど、看護師さんが見本を示し、皆は見てるだけ。 私は経験者なので問題ないけれど、第1子のママ達は大丈夫なのかしら〜?



この日は土曜日、パパと真生が面会。 家族4人で過ごす初めての時間です!! パパは、初抱っこに初オムツ換えにと、嬉しそうでした。 真生は、NICU時代を思い出し(?)、コットにネンネ。 真生ちゃん、コットが壊れそうよ〜、本当に大きくなったね!



真生は、光太郎が泣くと一緒に泣き、一方で、げっぷやおならをすると 笑っていましたが、まだまだ受け入れていません・・・。 そんな中、お姉ちゃん、弟君を抱っこ。 泣かれて、微妙なお顔。









帰り、ママが、2人を病棟出口まで送っていったら、真生は、 ママと一緒に帰れると思って、とても嬉しそう。 それだけに、バイバイした時は、大声で泣かれて困りました。 でも、今日限りの我慢。明日にはお家に帰るからね。



6/29 退院

いよいよ退院の日!
光太郎は、搾乳した母乳を一気に120mlも飲んだので、皆ビックリ。 それ以降は、グッスリ眠てしまい、お家に帰るまで熟睡でした。 確か、真生の退院の時もそうだったなあ。
光太郎の退院のお洋服は、真生が退院の時に着たもの。 おフルだけど、思い入れのあるお洋服なので、ずっと前から決めていました。
外は雨でも、私達家族の門出。 元気で明るい、幸せな家族になりましょう!!





お家に到着。 親戚が集まり、祝福してくれました。 皆、真生の事も気遣ってくれ、真生が大好きなイチゴのケーキの上には、 「まおちゃん おねえさん おめでとう」と書かれていました。 そうそう、真生ちゃんもおめでとうだよね〜♪ たくさん遊んでもらって、おいしいケーキも食べてご機嫌な真生。 光太郎は、相変わらず熟睡していました。



夜、光太郎が起きている隙に、記念のツーショット。
これからの長い人生、色々あると思うけれど、姉弟で助け合って仲良くね〜。





命名

「広い視野と心を持ち、活力にあふれた"太"陽の"光"のような男の子("郎")に・・・」 という願いをこめて、「光太郎(こうたろう)」と名づけました。 これからどんな男の子に育っていくか、楽しみです。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。